取扱説明書 AHT

取り付けについて


軸表面のゴミ、サビ、汚れ等を拭き取って下さい。


心出し精度について

2軸間のミスアライメントをカップリングの許容値以下になる様、心出しを実施して下さい。
2軸間のミスアライメントが大きい場合、振動や異音の発生、又は寿命に大きな影響を与える事がありますので、正確に実施して下さい。
弊社のカップリングは組み付け治具により、同心調整後出荷しておりますので、クランプボルトは緩めず組み付けを行って下さい。


モータ軸心の確認

  1. モータ軸心の確認モータ出力軸の振れ精度の確認をします。
    カップリングを取り付けるモータ出力軸の振れを測定する事により、心出し精度の基準値を把握し、カップリングの組み付けを開始します。
    図の様にモータ軸にダイヤルゲージを当て、振れ量を確認して下さい。(Fig.1)
    モータの軸振れ量は各社にて規定されておりますが、この状態で心ズレを起こしている可能性があります。

組付け手順

  1. 組付け手順モータ軸にカップリングを所定のトルクで締め付けた後、(Fig.2)の様にカップリングフランジ外周にダイヤルゲージを当て振れを測定して下さい。
    組み付け精度が維持できる目安としてAHTは外周振れで2/100以下になる様に、ボルトの締め付けを調整して下さい。(Fig.2)
    AHTシリーズはテーパ軸(φ11、φ16)専用で、取り付けには付属のCNナット(簡易取り付けナット)によりカップリングを分解せずに組み付ける事ができます。(Fig.3)
AHT組み付け用CNナット

  1. 上記測定したカップリング付きのモータをハウジングに挿入します。
    従動側の軸挿入時にカップリングにスラスト方向の負荷をかけないで下さい。(Fig.4)ディスクがズレてカップリングが心ズレをおこす場合があります。
  2. 従動軸にカップリングを挿入して締結せずに、モータ軸を回転させストレスなく回転するかを確認します。
    (簡易心出し確認)スムーズに動かない場合はモータ取り付け部にて調整して下さい。
上記測定したカップリング付きのモータをハウジングに挿入します。

  1. 従動軸側のロックボルトをトルクレンチを用いて締め付けます。トルクレンチにて、対角線の順に最初は軽く(所定締め付けトルクの約1/2)締め付け、その後所定のトルクで締め付けを行って下さい。
    最後に円周方向に順次締め付けを数回繰り返し、締め忘れがないか確認して下さい。
    締め付けの際下記図の様にダイヤルゲージを従動側フランジに当て振れを見ながら組付けて下さい。
    カップリング取り付け後側面から目視してディスクの変形が無い事を確認して下さい。

  1. 組み付け確認
    フランジ面間距離(LL)を測定して偏角を確認して下さい。ダイヤルゲージをカップリングの従動側フランジ外周面に当て、振れを測定します。振れ量を先程のモータ単体での振れ量に近づける様にモータの位置を調節して下さい。(Fig.5)
    組み付け精度が維持できる目安としてフランジ外周振れで2/100以下に抑えて下さい。
  2. 初期ボルト緩み対策について
    締結後のボルト初期緩み対策として30分程度運転後、再度締付トルクを確認して下さい。

組み付け確認




フランジ面間距離(LL)


取り外し前の安全確認

ロックボルトを緩める前に安全確認を行ない作業を始めて下さい。 取り外し時の危険事項の確認について動力源(電源)を切り、カップリングにトルク・スラスト力等が加わっていないか、落下等の危険がないか確認して下さい。


取り外し方法

取り外し方法ロックボルトを外しサイドリングにある取り外し用タップ孔全部にネジを挿入して締めると軸クランプが解かれます。
ロックネジ孔と取り外しネジ孔が同じ孔に位置している場合があり、その場合はロックボルトの1サイズ上のボルトを挿入して取り外して下さい。

軸挿入量

下記カップリング軸挿入量を参照し調整して下さい。(Fig.6)
軸挿入量 ・ 締付トルクとボルトサイズ