取扱説明書 AR
取り付けについて
軸表面のゴミ、サビ、汚れ等を拭き取って下さい。
心出し精度について
2軸間のミスアライメントをカップリングの許容値以下になる様、心出しを実施して下さい。
2軸間のミスアライメントが大きい場合、振動や異音の発生、又は寿命に大きな影響を与える事がありますので、正確に実施して下さい。
弊社のカップリングは組み付け治具により、同心調整後出荷しておりますので、クランプボルトは緩めず組み付けを行なって下さい。
モータ軸心の確認
モータ出力軸の振れ精度の確認をします。
カップリングを取り付けるモータ出力軸の振れを測定する事により、心出し精度の基準値を把握し、カップリングの組み付けを開始します。
図の様にモータ軸にダイヤルゲージを当て、振れ量を確認して下さい。(Fig.1)
モータの軸振れ量は各社にて規定されておりますが、この状態で心ズレを起こしている可能性があります。
組付け手順
ARシリーズは出荷時、治具にて左右のフランジの同心を調整しておりますのでARを基準にして簡易的な偏心、偏角を確認して下さい。
ARはクランプボルトを所定のトルクで締め付けて出荷していますのでボルトを緩めないで下さい。同心が崩れてディスク等の破損につながる可能性があります。
- ARを駆動側の軸に挿入し、次に従動側の軸を挿入します。(Fig.2)
挿入の際、従動軸でARを押さない様に慎重に挿入して下さい。(ディスクがズレて使用出来なくなります。)

- 簡易偏心・偏角の確認
簡易偏心の確認方法
ARを軸方向にスライドさせてスムーズに動く事を確認して下さい。(Fig.3)
スライド時抵抗がある場合、モータ軸の様に軸の微調整が可能なときはモータの締め付けボルトにて心出し調整を行って下さい。
軸の移動が出来ない場合、加工精度・組立精度により両軸の心出しを行って下さい。
簡易偏角の確認方法
ARの駆動軸を締結(従動側は締結せず)して回転させ、カップリングがストレスなくスムーズに回転する事を確認して下さい。(Fig.4)
- ARの位置決め完了後ロックボルトをトルクレンチにより規定のトルクにて締付けを行って下さい。
締め付けは必ずトルクレンチにて所定のトルクで締め付けて下さい。 - 組付け確認
サイドから目視してディスクにゆがみがないか確認して下さい。
カップリング全長寸法を測定して、過大な偏角がカップリングにかかっていないかを目安として測定して下さい。(Fig.5)

取り外し
取リ外し前の安全対策
ロックボルトを緩める前に安全確認を行い、作業を始めて下さい。
動力源(電源)を切り、カップリングにトルク・スラスト力等が加わっていないか、落下等の危険がないかを確認して下さい。
ロックボルトを緩めると軸クランプが解かれ取り外しが可能となります
参考資料
軸挿入量
カップリングへの軸挿入量は下表を参照し設計して下さい。(Fig.6)
軸挿入量は締結方法(キーまたはセットスクリュー)が変わって、同じ最小挿入寸法となります。
キー仕様のキー幅・深さ、キー止めセットスクリュー径
