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取扱説明書 MT・MKT

取り付けについて

メカロックを精度良く組み込んで頂く為に下記注意事項及び組み付け手順を実施下さい。

必ずトルクレンチを使用して締付を行って下さい。

メカロック挿入前のゴミ等の除去について

軸表面、ハブ内径のゴミ、汚れ、油分等を拭き取って下さい。(MT)
軸表面、ハブ内径にオイル(作動油#68程度)を軽く塗布して下さい。

モリブデン、シリコン、フッ素系等の添加割合が多く摩擦係数を極度に低下させるオイルは使用しないで下さい。


通常の使用時

メカロック包装時に防錆油を塗布してありますので、内径・外径部を軽く拭き取った後、そのまま組付けて下さい。


メカロックの許容トルクをアップさせる為の手段

推奨するオイル(作動油♯68程度)塗布により更なるトルク伝達が高いレベルで安定化します。
ご使用環境にあったオイルを下記箇所に塗布して下さい。

アイセルが推奨するオイル塗布箇所
・外輪の外周部
・内輪テーパ部、外輪テーパ部
・ロックボルトの頭部座面及びネジ部


クリーン環境でご使用される時の注意事項

・採用環境が真空の場合

  1. オイルが塗布できない乾燥状態での使用
    脱脂状態で使用されますとカタログ記載の許容トルクが発生しない場合があります。
  2. 真空グリスを塗布される場合
    真空グリスはフッ素系の極圧添加剤が含有しているケースが多く、軸スリップの原因になる場合や締め付け効率の大幅な向上により軸・ハブの降伏点を越える場合がありますので、評価テストの実施をお勧め致します。
真空環境又はクリーンルーム環境化ではボルトを特殊品(メッキ仕様)に変更する事が必要となります。その際は弊社に採用条件をご確認下さい。


ハブ挿入の注意事項

軸にメカロックを挿入した後、指定寸法に加工されたハブに挿入して位置決めをして下さい。
外輪が入りにくい場合は、外輪を手で押さえて挿入して下さい。
ハブ挿入の注意事項

ハブの振れを少なくする組付け方法

メカロックの取り付けにおいて、軸・ハブのメカロックの公差(クリアランス)がなくなるまでの初期締付がハブの振れを減少させる為に最も重要です。

メカロックのロックボルトをゆっくり対角線上に均等に締め付けて下さい。(Fig.2)
その時すべてのボルトを締め付けるのではなく均等配分の3〜4本だけ順にヘキサゴンレンチでメカロックが軽く固定されるまで締め初期振れを抑えた後、トルクレンチにて所定トルクの約1/2締め付け残りすべてのボルトを対角線の順に所定トルクにて締め付けて下さい。
最後に円周方向に順次締め付けを行い、全てのボルトが回転しなくなった事を確認して下さい。

ハブの振れを少なくする組付け方法

取り外し

取り外し前に安全の確認を行い作業を始めて下さい。
動力源(電源)を切り、メカロックにトルク・スラスト力が加わっていない事、及び落下等の危険がない事を確認して下さい。


ロックボルトを順次、徐々に緩めて下さい。

緩めたロックボルトを取り外し用ネジ孔全部に入れ、対角線の順に均等な力で徐々に締め込むと分解できます。(Fig.3)
取り外し